アイスホッケー

日本女子アイスホッケー、北京五輪でグループ予選初戦でスウェーデンを撃破!

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日本女子アイスホッケー 好スタート

2022年の北京五輪、開会式に先立って2月3日スタートしたアイスホッケー女子1次リーグの初戦で日本は因縁の相手スウェーデンを日本3―1スウェーデンのスコアで破り、初戦を飾った(五カ松体育センター)。

 

アイスホッケー女子日本チームは「スマイルジャパン」の愛称でも呼ばれ、現在の世界ランクが第6位、一方のスウェーデンは現在第9位と格下になるが、2014年のソチ、2018年の平昌でも開幕カードで対戦していずれも破れている。しかし2018年で対戦した当時は世界ランクはスウェーデンが5位で日本は8位だった。

 

日本のアイスホッケー女子チームのオリンピック出場は4回目になり、4大会目の出場で初めて、初戦を白星で飾った。

 

序盤から積極的に攻撃を仕掛けた日本は第1ピリオド終了間際に1点を先制、左サイドの久保英恵(西武)からのパスを小池詩織(道路建設)が振り抜きゴール。第2P開始直後に同点とされたが、第3Pでカウンターから浮田留衣(ダイシン)がゴールし勝ち越した。

 

世界ランキングではスウェーデンを逆転

宿敵とも呼べるスウェーデンとは、2018年の平昌五輪でも開幕カードのあとに順位決定戦で対戦し勝利を収めている。その後日本は上向きに、スウェーデンは低迷が続き、平昌後には世界ランクを日本が1上げて7位、スウェーデンが1下げで6位と拮抗してきて、2020年4月には日本6位、スウェーデン9位と逆転している。

 

今回のオリンピックでははじめて、スウェーデンより格上の世界ランキングで対戦することになったが、そのランキング通りの実力を証明した。

 

スマイルジャパンの第一の目標は五輪での初戦突破で、主将の大沢ちほ(無所属)も「初戦を勝ちきって、リズムを作りたい。日本選手団全体にもいい流れを作れるように頑張りたい」と話し、またDFの床亜矢可(西武)は「『惜しい』っていうのはいらない。初戦はほんとに勝つことだけを全員が念頭に置いて進んで行きたい」とコメントしていた。

 

第一目標を達成したスマイルジャパンだが、目標はあくまで「B組首位」での決勝トーナメント進出だ。

飯塚祐司監督はスウェーデンについて「飛び抜けた選手はいないが、平均は4年前より高くなっている。選手の粒がそろっている」と分析したうえで、しっかりと対策をした上での勝利に違いない。

 

日本勢にとっても先陣を切る形となったスマイルジャパンの勝利は、チームに取っても大きなプラスとなるはず。第2戦は2月5日世界ランク11位のデンマークと対戦、このカードも絶対に落とせない戦いとなる。

 

女子は10チームが出場する大会方式は、世界ランクによってA、B組の2つに分けられ総当たり戦で争うかたち。世界ランク上位のA組は全て決勝トーナメント(T)へ。日本が属する下位のB組は上位3チームが決勝Tへ進出する。日本はB組で、今後、5日にデンマーク、6日に中国と対戦する。

 

 

女子ホッケー世界ランキング

2021年9月時点の上位20か国

1 増減なし  アメリカ合衆国 3260
2 増減なし  カナダ 3210
3 増減なし  フィンランド 3100
4 増減なし  ロシア 2985
5 増減なし  スイス 2955
6 増減なし  日本 2840
7 増減なし  チェコ 2795
8 増減なし  ドイツ 2740
9 増減なし  スウェーデン 2640
10 増加 2  ハンガリー 2560
11 増減なし  デンマーク 2555
12 減少 2  フランス 2535
13 増減なし  ノルウェー 2425
14 増減なし  オーストリア 2385
15 増減なし  スロバキア 2305
16 増加 1  イタリア 2250
17 減少 1  韓国 2230
18 増減なし  オランダ 2155
19 増加 1  ポーランド 2070
20 減少 1  中国 2045

 

 

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