全国大学ラグビー選手権大会で天理大学ラグビー部が55年をかけて遂に頂点に輝く
大学ラグビーで天理大学が初優勝
2021年1月11日に決勝が行われた第57回全国大学ラグビーフットボール選手権では悲願の制覇を狙う天理が、強豪の伝統校早稲田を55-28で破り、初優勝しました。大学ラグビーの関西勢としても実に36年ぶりの優勝となっています。
近年大躍進の天理大学ラグビー部
天理大学ラグビー部は2年前の第55回大会でも通算2度目となる決勝進出を果たしましたが、敗れています、今回は2年ぶりのチャレンジで、第48回、第55回以来、3度目の決勝進出で初の制覇を達成しました。
天理大学の全日本大学ラグビー選手権の参加の歴史は古く第2回大会まで遡ります。以来、大学ラグビー選手権まで勝ち上がれない長い低迷期があり、実に29回目の選手権出場で初の優勝に輝きました。また関西リーグ勢としては1984年の同志社以来、2校目、5度目の栄冠を手にしました。
天理大学は40年前の第17回の同大会1回戦で明治大学と当たり3-71という大差で敗れています。また前々回の2019年第55回同大会では決勝でも明治に破れています。今回はその明治も準決勝で破り初の栄冠を手にしました。
前回の2020年第56回同大会では準決勝で敗れた早稲田との決勝となりリベンジを果たし優勝しました。
天理大学ラグビー部は伝統の弱小チームだった
天理大学ラグビー部は第18回大会までに15回の出場を果たしていますが、全て1回戦敗退、それも大差で負けることが多く、その後3大会ぶりに出場した第21回大会で初勝利をあげるも、その後は約20年の低迷期を迎えました。
低迷期以後は天理大学ラグビー部は第47回大会までに20回の出場を果たしていますが、それまでに1回戦を突破したのはわずか3回のみで、次のステージ進出は果たせていませんでした。
躍進を遂げたのは第48回大会で3勝をあげて初の決勝に進出、3連覇のかかった帝京大学に僅差で敗れはしたものの誰がみても明らかな、天理の大躍進を印象づけました。
1980-81年の第17回全国大学ラグビー選手権の1回戦で天理大学は3-71という大差で明治大学に敗れています。その後も長い年月をかけてチーム強化に励み、40年後の天理は長い道のりのなかで外国人留学生などを招致するという方針でチームを強化してきたような印象があります。そのいまは外国人留学生の彼らもやがて全日本で活躍してくれる機会があるものと期待しています。
U12バスケットボールの全国大会を近所の子供達だけで制覇した画期的な練習方法